炭研ぎ2日目です。
これまでは、2日間で炭研ぎをしていましたが、
上塗り後の最後の研ぎなので、慎重に慎重を重ねて、4日間とってあります。
研ぎ破って、下の層が見えてしまう可能性があるからです。
本当に薄い被膜であるため、そっと研がなければ、すぐに研ぎ破ってしまいます。
なので、ゆっくり焦らず、丁寧にやさしく研ぎます。
炭を切るところには、アドバイスを置いておきます。
一番最初に当てていた砥石から比べると、現在当てている炭は、
1.5cm×1.5cmぐらいの炭を使っています。
こんな感じで研いでいます。
私の場合、研ぐ範囲をある程度決めて、進んでいきます。
こうすることで、何度も同じ箇所を研ぐのを防ぎます。
常に、やさしく研ぐのを忘れないために、作品本体にも貼っています。
2009年5月14日木曜日
後輩
今日の朝は、心臓がはちきれる思いでフロを覗きました。
無事、縮まず大きな失敗はなく塗りあげることができました。
正直、ホッとしました。
塗りたてだとこのような表情になります。
明日から、また炭研ぎです。
後輩からの差し入れです(^-^)
作品の経過をいつも近くで見ていてくれます。
お互いの作業工程の話をしたり、励まし合ったりしています。
周りに同じ目標を持って頑張っている仲間がいる環境は、つくづく貴重なことだと思います。
今日も一人、漆コースに入ったばかりの学部2年生の子が、部屋に遊びに来てくれました。
とても熱心な後輩で、いろいろなことを質問してくれました。
私の知る限りの知識でよければ教えてあげたいと思います。
こうした交流が、支えとなって作業を続けていられるのだと思います。
無事、縮まず大きな失敗はなく塗りあげることができました。
正直、ホッとしました。
塗りたてだとこのような表情になります。
明日から、また炭研ぎです。
後輩からの差し入れです(^-^)
作品の経過をいつも近くで見ていてくれます。
お互いの作業工程の話をしたり、励まし合ったりしています。
周りに同じ目標を持って頑張っている仲間がいる環境は、つくづく貴重なことだと思います。
今日も一人、漆コースに入ったばかりの学部2年生の子が、部屋に遊びに来てくれました。
とても熱心な後輩で、いろいろなことを質問してくれました。
私の知る限りの知識でよければ教えてあげたいと思います。
こうした交流が、支えとなって作業を続けていられるのだと思います。
2009年5月13日水曜日
2009年5月10日日曜日
中塗り
塗りました。
前回と同じく黒呂色を塗ります。
たまたま、後輩が通りかかり、
塗っているところを撮ってくれました!
前回と同じく黒呂色を塗ります。
たまたま、後輩が通りかかり、
塗っているところを撮ってくれました!
私は、それまで、他の工程と同じように塗りをしていました。
しかし、その言葉を聞いてから、塗りに対する考え方が変わりました。
どの工程にも、神経を使う部分がありますが、塗りは特に気を使います。
作品が大きいためゆっくり塗っていては乾いてしまうので、スピードが求められます。
また、厚塗りしすぎると乾くときに縮んでしまい、1回分の研ぎと塗りが台無しになってしまいます。
そうしたプレッシャーの中で失敗せずに塗らなければなりません。
その先輩からの言葉を聞いてからというもの、塗りを行う前は、本当に儀式前のようなことを行うようになりました。
まず、お風呂に入った清潔な体であること。
きちんと睡眠をとった体で行い、朝一の明るいうちに塗ること。
ある程度の身の回りの掃除、整頓をします。
塗りに入る直前は、深呼吸をし気持ちを落ち着かせてから始めます。
こうしないとうまく塗れない気がしてしまうのです。
私にとって塗りは、精神統一と深く関わっているようです。
炭研ぎ
塗りが乾いたら、炭を使って塗面を研いでいきます。
漆を塗ればピカピカの光沢が出て完成と思われがちですが、
実は、漆の工程はここからが長いのです。
塗っては研いで塗っては研いでを繰り返し、表面のキメを整えます。
地道な工程を経ることで、あの光沢が生まれてくれるのです。
適当な大きさに切り分けて使います。
塗面はとてもデリケートなので、炭を砥石で整えます。
大体、このぐらいの大きさの炭を当てていきます。
塗面は、乾くとマットな状態になっています。
刷毛目に対して垂直に、炭を当てて研ぎます。
右が研ぐ前、左が研いだ後です。
小さな炭で作品全体研ぐ作業なので、根性と根気の勝負です。
漆を塗ればピカピカの光沢が出て完成と思われがちですが、
実は、漆の工程はここからが長いのです。
塗っては研いで塗っては研いでを繰り返し、表面のキメを整えます。
地道な工程を経ることで、あの光沢が生まれてくれるのです。
適当な大きさに切り分けて使います。
塗面はとてもデリケートなので、炭を砥石で整えます。
大体、このぐらいの大きさの炭を当てていきます。
塗面は、乾くとマットな状態になっています。
刷毛目に対して垂直に、炭を当てて研ぎます。
右が研ぐ前、左が研いだ後です。
小さな炭で作品全体研ぐ作業なので、根性と根気の勝負です。
研ぎ終わりました!
全体を水拭きします。
模様のように見えているのは、下地が出ている部分です。
目では判断できない微妙な段差を無くすことが、この工程では求められます。
この炭研ぎの段階で、ほとんど取ってしまうことから、
捨て塗りと言われているようです。
最後に、♯1500のペーパーを軽くかけます。
こうすることで、表面が落ち着き、次の塗りをした時きれいに仕上がります。(裏技)
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