胴擦り後、すり漆を重ねます。
完成までもう少し!
漆は、とても正直な素材でいい加減に向き合うと痛い目にもあいます。
毎日コツコツと正直に向き合わないと答えてくれない素材です。
こんなに難しい漆と付き合って10年以上が経ちました。時に、その完成までの道のりにもどかしさを感じたり、技術の面でも思うようにできなかったりと色々ありましたが、(ありますが)、不思議なことに漆への愛着は増すばかりか、漆のことがどんどん好きになっていきます。
漆という素材に出会えた事は、私にとって本当に良かったと思う今日この頃です。