今回の展覧会は、若手女性作家を中心に紹介、発信していく展覧会シリーズという一面もあります。
スパイラルは親会社が女性下着メーカーであるワコールということもあり、トークイベントの中では、女性作家であること、またその置かれた環境についても話題になりました。
女性ならではの物事に対するしなやかさや柔らかさという意見もあり、私自身もそれは感じました。
昔、作品を見た方が私の作品について「女性にしかできないかたちの柔らかさですね。」といっていただいたことがあり、とても嬉しかった記憶があります。
普段、制作している時は女性性を意識して制作している訳ではありませんが、作品のラインやボリュームに自然と現れるものがあるのかなと感じています。
また、女性ならではのライフイベント(結婚、妊娠、出産)と制作の関係についても話題にあがり、私自身も現在、母親であり育児をしながら制作活動をしています。
どうしてもペースを落とさなければならない時期もありますが、これからも計画的に地道に制作をしていきたいと改めて思いました。
そういう意味でも、今回スパイラル(ワコール)の企画展覧会に声をかけて頂けた事は、とても嬉しかったです。
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