2017年7月8日土曜日

「漆黒の身体」兵庫県立美術館

久しぶりの更新となります。
展示に向け、制作や準備などをして過ごしておりました。

本日より兵庫県立美術館にて「漆黒の身体」展が始まります。


http://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/j_1707/chie-aoki.html


これまでの作品を紹介する展示に加え、視覚だけではなく触覚からも作品をしめる展覧会になっています。
漆の作品を触っていただくという、大胆な決断をした今回は初めての試みとなります。

近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄り頂けましたら幸いです。
よろしくお願いいたします。

3 件のコメント:

やまのり さんのコメント...

見て、触ってきました。
妖しくもあり、たくましくもあり、妊婦さんのような生命力も感じられ、とても面白かったです。
あの深みのある「黒」は、塗り重ねてこその色なんですね。
一見しただけではプラスチックや金属のような無機質な感じもしましたが、じーっと触り続けていると自分の手の温もりが広がって、何となくホッとしました。

赤(朱?)の部分もありましたが、何か意味があるのでしょうか。
個人的には、生命力や力強さを象徴する「熱」のイメージがあったのですが……。

欲を言えば、全部素手で触りたかった!
軽い素材のようですが、重さまで感じたかったです!

Chie Aoki さんのコメント...

やまのり様
コメントいただきありがとうございます!とても嬉しいです。
朱は、私の作品の中では珍しいものになりますが、おっしゃる通り生命力やうごめきをイメージしています。
今回は、安全上作品を固定させていただきましたが、機会がありましたら是非重さも感じていただきたいです。
ご覧いただきましてありがとうございました。青木

やまのり さんのコメント...

お返事をありがとうございました。
「朱色」は古来 神事にも欠かせない色でもあるので神秘的な印象もあり、気になってお尋ねした次第です。
漆という日本の伝統的な素材をわざわざ使う(扱うのも大変なのに!)理由も、何となく分かるような気がしました。
独特の造形に最初は不気味な感じを覚えましたが(『怖い絵』展を見た後だったこともあり)、いろんな角度から眺めてみると たまごや豆みたいに見えたりして、本当に楽しかったです。

今後も応援しています。
楽しい作品に出合えて良かったです。