1981年岐阜県生まれ。2005年金沢美術工芸大学工芸科卒業、日本漆工奨学賞受賞。大学で漆に出会い、漆の持つ深い艶から創造を掻き立てられ、人間の存在を重ね合わせた作品制作を始める。現在、石川を拠点に、国内外で作品を発表。金沢美術工芸大学工芸科 漆・木工コース助教。日本文化財漆協会会員。金沢美術工芸大学卒業、同大学院修士課程修了、同大学院博士後期課程修了。博士(芸術)。展覧会、URUSHI BODY Aoki Chie(INAX ギャラリー2)、ヒトのカタチ、彫刻(静岡市美術館) 、HUBEI INTERNATIONAL TRIENNALE OF LACQUER ART (湖北美術館/中国)、蜘蛛の糸 クモがつむぐ美の系譜—江戸から現代へー(豊田市美術館)、美術の中のかたちー手で見る造形 青木千絵展 漆黒の身体」(兵庫県立美術館)、Hard Bodies: Contemporary Japanese Lacquer Sculpture(ミネアポリス美術館/アメリカ)、青木千絵 孤独の身体(艸居)、水と土の芸術祭2018 (旧齋藤家別邸)。主なコレクションに、金沢美術工芸大学(石川)、湖北美術館(中国)、徳島県立近代美術館(徳島)ミネアポリス美術館(アメリカ)。
3 件のコメント:
見て、触ってきました。
妖しくもあり、たくましくもあり、妊婦さんのような生命力も感じられ、とても面白かったです。
あの深みのある「黒」は、塗り重ねてこその色なんですね。
一見しただけではプラスチックや金属のような無機質な感じもしましたが、じーっと触り続けていると自分の手の温もりが広がって、何となくホッとしました。
赤(朱?)の部分もありましたが、何か意味があるのでしょうか。
個人的には、生命力や力強さを象徴する「熱」のイメージがあったのですが……。
欲を言えば、全部素手で触りたかった!
軽い素材のようですが、重さまで感じたかったです!
やまのり様
コメントいただきありがとうございます!とても嬉しいです。
朱は、私の作品の中では珍しいものになりますが、おっしゃる通り生命力やうごめきをイメージしています。
今回は、安全上作品を固定させていただきましたが、機会がありましたら是非重さも感じていただきたいです。
ご覧いただきましてありがとうございました。青木
お返事をありがとうございました。
「朱色」は古来 神事にも欠かせない色でもあるので神秘的な印象もあり、気になってお尋ねした次第です。
漆という日本の伝統的な素材をわざわざ使う(扱うのも大変なのに!)理由も、何となく分かるような気がしました。
独特の造形に最初は不気味な感じを覚えましたが(『怖い絵』展を見た後だったこともあり)、いろんな角度から眺めてみると たまごや豆みたいに見えたりして、本当に楽しかったです。
今後も応援しています。
楽しい作品に出合えて良かったです。
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