2016年10月14日金曜日

『蜘蛛の糸』オープニング

今日、オープニングがあり、豊田市美術館に行ってきました。

6つの章からなり、作品数158点という、かなり見応えのある展示でした。
昔から蜘蛛や蜘蛛の糸に魅了されていた人がいて、こんなにも多くの作品があるのかと。改めて蜘蛛の糸の面白さに惹かれました。

チラシに掲載されている塩田千春さんの作品。展示室のまず一番初めにあたる展示室1で吹き抜けの広いスペースに圧巻のインスタレーションでした。

豊田市美術館 「蜘蛛の糸」展

明日から豊田市美術館で開催される「蜘蛛の糸」展に出品しています。

http://www.museum.toyota.aichi.jp/exhibition/2016/special/kumonoito.html

高校生の時、教科書で芥川龍之介の羅生門を読み、強烈な印象を残しその後もずっとその世界観が忘れられずに私の中に残っていました。 
そんな芥川龍之介『蜘蛛の糸』の章の中に作品を今回展示させていただく機会を頂きました。
縦長の作品で、天と地を繋ぐようなイメージで制作したBODY08-2を出品します。



2016年10月13日木曜日

金沢市立安江金箔工芸館

金沢市立安江金箔工芸館で現在開催中の「金沢の現代工芸最前線」展に出品しています。



http://www.kanazawa-museum.jp/kinpaku/exhibit/index.htm#top


今年、もう一度制作した2人の人間が繋がっている形BODY16-1を展示しています。

暗く落ち着いた空間での展示です。

2016年10月9日日曜日

鴨居玲

今年の夏、石川県立美術館で「鴨居玲」の作品を見ました。

怖いぐらいの世界観に惹かれます。

今回は、下記のキーワードを表現できるような仕上げにしたいと思っています
・血が滲む
・ドクドクと脈をうつ
・生きている
・生々しさ
・おどろおどろしい世界観



水研ぎした時に出来る錆の研ぎ出した模様。木目のような不思議な感じ。

本来、漆の呂色上げ仕上げでは錆が出ることは掟破りですが、どうしてもこの錆模様を作品に取り入れてみたいと考えました。

錆を出す

前回の作品が、丁寧に黒呂色仕上げをしたのに対し、この作品では全然違う仕上げにしたいと考えました。
部分的に鮮やかな赤を入れ、さらに錆が出るようにわざと研ぎ出しました。

赤と黒と錆の境目が複雑な感じになり面白い。
どのぐらい錆や黒を出すのかなど調整しながらの作業は、絵を描いているようで楽しい。




水研ぎ&塗り

水研ぎ
水洗い
塗り
今回は大胆に赤を入れました。
そしてまた水研ぎ