2008年11月15日土曜日

「脚」

ご無沙汰していました・・・5日間も更新を休んでしまいました。

金沢は、つい数週間前まで見ごろだった紅葉も葉っぱが落ちて、いよいよ冬の気配を感じるようになりました。私は金沢に来て8年目ですが、冬の金沢の天気には毎年滅入りそうになります・・・

最近、お会いした方の意見が、私の作品に必ず出てくる「脚」について、とても面白い視点だったので書きたいと思います。

普通、人は人を見るとき上半身に視線を向けている確率が高い。(たとえば、人を思い出したりするときも顔を中心とした上半身だと思う。)一方、「脚」は日常そこまで主張しているパーツではないように思うが、かといって、足をまじまじと見るというわけにはいかない、見たいけど見ちゃいけないような気分にさせるパーツであるという。「腕」や「顔」にはそういうやましいような気分にさせるものはない。逆に、性器ほどわかりやすいものまでいくと、視線を反らすのは当たり前である。
だから、「脚」というのは、その中間にあるものだと思う。あなたの作品は、そういう感覚も含めて見られていて、だからこそ、「顔」や「腕」ではなくて「脚」なのだと思う。

という意見でした。私もこれを聞いてなるほどと思いました。
私も、どこかでそろそろ「脚」というものから発展しなければ、という思いがあったのですが、この意見を聞いて、もう一度私がなぜこんなに「脚」にこだわるのか。ということを考えさせられるきっかけになりました。

2008年11月10日月曜日

世界のCMフェスティバル2008

昨日、知人の誘いで「世界のCMフェスティバル2008 in kanazawa」に行ってきました。 「世界のCMフェスティバル2008 in kanazawa」というのは、その名の通り世界中のCMを集めて一挙に上映するフェスティバルです。 金沢で行われるのは、今回が初めてということでしたが、100人近いお客さんで会場は大盛況でした!

内容は世界中から集められたCMだけあって様々でしたが、おもいっきり爆笑できるCMから、深く心に突き刺さるようなメッセージ性の高いCM、または芸術性に優れたCMまで、かなり内容の濃い時間を過ごしました! また、上映の合間には、LIVEあり、抽選会ありで大満足でした。

終わってから、関係者だけの打ち上げにも参加させて頂きました。この世界のCMフェスティバルの仕掛け人であるジャンクリスチャン・ブーヴィエさんや、今回のイベントでLIVEを行ったボーカルの宮崎幸子さんとピアノの宮嶋みぎわさん達とお話することができました。みなさんとても元気で楽しい方々でした。特にジャンクリスチャン・ブーヴィエさんはとってもパワフルな人で焼酎のことをミネラルウォーターだと言いながらゴクゴク飲んでいたのが印象的でした。

たまに、こうしたフェスティバルに行って、自分の分野以外の人達と出会って、話をしたり楽しんだりするのも貴重だなと思いました。